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中古車購入のメリット・デメリット! 新車との違いや購入の流れも解説

中古車購入のメリット・デメリット! 新車との違いや購入の流れも解説

買い物や通勤など、日常生活に欠かせない移動手段である「マイカー」。購入にあたり、新車と中古車のどちらにするかで悩んでいる人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、新車と中古車それぞれのメリット・デメリットや購入までの流れなど、気になるポイントを紹介していきます。ぜひ内容を念頭に置いて、自分に合った車選びにお役立てください。 1.新車・中古車のメリット・デメリット 新車と中古車のどちらにするか迷ったとき、新車に対する強いこだわりがなければ中古車のほうがオススメです。まずは、新車と中古車それぞれのメリット・デメリットを確認しながら、中古車がオススメの理由を見ていきましょう。 1‐1.新車のメリット・デメリット 新車のメリットは、主に3つあります。1つ目は、「エコカー減税」や「グリーン化特例」が適用される車が多い点。エコカー減税とグリーン化特例は、排出ガスや燃費など一定の基準をクリアした車の「自動車重量税」「自動車税」「軽自動車税」を軽減する制度です。地球環境を守るべく、環境にやさしい性能を持つ車への優遇措置として2009年の税制改正から始まりました。電気自動車やハイブリッド車など次世代自動車向けの制度というイメージがありますが、実はガソリン車も排出ガスと燃費の基準さえクリアしていれば対象となります。新車はこの制度の対象となる環境性能に優れたタイプが多く、うまく活用すれば税金を大幅に抑えることができるでしょう。 2つ目は、車の保証期間が長い点です。新車には基本的にメーカー保証があり、故障の保証や定期的な点検を受けられるなどのメリットがあります。中古車は保証期間が切れていたり、対象外になったりすることがありますが、新車ではもちろんそのような心配はありません。購入時点から設定された保証期間を丸ごと活用できるので、車にトラブルが起きたとしても修理代を安く済ませることができます。3つ目は、車を自分好みにカスタマイズできる点です。新車は購入者の注文に応じて生産されるため、多くの車でボディカラーや内装、オプションなど細かい部分まで変更できます。自分好みの快適な空間で運転を楽しめることで、車への愛着もさらに強くなるでしょう。 一方で、デメリットの存在も忘れてはいけません。まず、新車はまだ誰も使ったことのない新品であり、性能も最先端のものを搭載しているため中古車より価格がかなり高くなります。全く同じ車種でも、新車か中古車かで数十万円も価格が変わるなどのケースも多いです。また、新車は不要な在庫を増やさないように受注生産が基本となっているため、購入の選択肢が少ないというデメリットもあります。憧れの車があったとしても、すでにモデルチェンジして市場に出回っていないことも珍しくありません。受注生産は完成までに時間がかかることが多く、なかなか納車されずにイライラすることもあるでしょう。 また、新車は購入時に、販売店側との交渉で購入金額が変わることがあります。うまく交渉して値引きを勝ち取れる人ならお得ですが、話下手など交渉が得意でない場合は不公平感を抱いてしまうかもしれません。 1‐2.中古車のメリット・デメリット 中古車のメリットは、主に3つです。1つ目は、何といっても価格が安い点。一度誰かの手に渡った中古車は新車と比べ価格がかなり下がるため、予算が少なくても希望する車を購入できる可能性があります。また、新車ではとても手が出なかったグレードも、中古車であれば価格が下がり予算内に収まることもあるでしょう。車が新車か中古車かなど、乗ってしまえば周囲にはわかりません。それならば、お得に購入できる中古車のほうがコストパフォーマンスに優れているのではないでしょうか。価格が安いとローンの借入額も新車より低くて済むため、ローン審査に不安を感じている人や返済額を抑えたい人にもおすすめです。 2つ目のメリットは、選択肢が多い点です。販売店により取り扱う車に違いはあるものの、中古市場には過去に新車として登場してきた多種多様な車が流通しています。一般的な人気車種はもちろん、何十年も前に流行した型式や特別仕様車、販売台数の少ないレア車など、新車では難しい車も中古車なら購入できるかもしれません。選択肢が多い分、理想の1台に出会える可能性もグッと高まるでしょう。3つ目は、納車までの期間が短いという点です。車の購入手続きにかかる期間は10日ほどであり、新車も中古車も変わりはありません。 しかし、注文を受けてから生産する新車の場合、在庫があれば1~2週間で納車されますが、なければ3週間~1カ月ほどかかる場合もあります。これに対し、中古車は故障などのトラブルがなければ契約から1~2週間ほどで納車されるケースが多いので、急いで車を使いたい人も安心です。一方のデメリットとして、事故車を購入してしまう危険性には注意しなければなりません。中古車業界の基準でいう事故車とは大きな事故を起こした車という意味ではなく、何らかの修復歴がある車のことです。修復の理由や内容はさまざまであり、場合によっては修復の影響が後から出てしまう可能性もあるため注意しましょう。 また、以前のオーナーが車をどのように扱っていたか把握できないため、一定のコンディションを期待できない場合もあります。購入後、すぐに修理が必要になって結局高くついたというケースもあるので、車の状態評価書を添付してくれるなど信頼できる販売店で購入するようにしましょう。 2.中古車購入までの流れ 中古車購入の流れは、どのケースでもある程度共通しています。まず、購入する目的を踏まえて欲しい車を考えましょう。とにかくコストを抑えたいなら軽自動車、レジャーやドライブを楽しみたいならSUVやミニバンといった具合に、大まかな決め方で構いません。次は、購入にあてる予算を考えます。予算によって購入できる車のグレードも変わるため、慎重に決めましょう。なお、ローンで支払う場合は、どの金融機関を利用するかも考える必要があります。銀行系ローンは金利が低いものの審査は厳しめであり、中古車販売店が提携するローンは金利が割高であるものの値引きサービスなどの特典を受けやすいです。クレジットカードでローンを組める場合もありますが、金利がかなり高いためおすすめはできません。このほか、購入後は維持費もかかるため、総合的にコストを考えることが大切です。その後、中古車比較サイトなどで条件に合う車を探します。いくつか絞ったら、その車を取り扱う販売店に連絡したうえで訪問しましょう。サイト上では在庫ありになっていても、実店舗ですでに売れている可能性もあるので、事前に一度問い合わせをしてから訪問したほうが無駄足にならずに済みます。 実際に車を見て納得したら、見積もりを作成してもらいましょう。中古車を購入する場合、車の価格以外にも税金や販売店の手数料などさまざまな費用がかかるため、一度正確な費用を確認しておかなければなりません。見積もりに納得すれば、いよいよ契約です。契約に必要な書類の多くは販売店側が準備しますが、駐車場を確保していることを示す「車庫証明」など買い手側がそろえなければならない書類もあるので注意しましょう。また、車を所有する場合は「自賠責保険」への加入が義務となりますが、万一のときの補償としては少し不安が残るため任意保険にも加入しておいたほうが安心です。このような諸々の購入手続きを問題なく終えると、ようやく納車という流れになります。 3.中古車購入に必要なモノ一覧 中古車購入では、手続きにさまざまな書類が必要になります。たとえば、駐車場を確保していることを証明する「車庫証明」。車庫証明は管轄の警察署から発行される書類で、車を自身のものとして登録するために必要となります。車庫証明がないと車を購入できないので、事前に駐車場を確保して警察署に申請書類を提出し、車庫証明を取得しておきましょう。また、契約書に押印するために、市町村区役所に印鑑登録した「実印」と、登録した印鑑であることを証明する「印鑑証明書」も必要です。印鑑登録も印鑑証明書の発行も市町村区役所で行えますが、手続き可能な曜日が平日だけというところも多いので事前に確認しておきましょう。 さらに、国から義務付けられている自賠責保険への加入を証明する「自賠責保険証明書」、販売店を通して購入する場合に必要となる「委任状」も必要です。ただ、これらは販売店側が準備してくれることが多いので、買い手側が自主的にそろえる必要はないでしょう。このほか、購入する車や契約内容次第では、「住民票」の提出を求められる場合もあります。住民票も市町村区役所で取得できるので、印鑑証明書と一緒に念のため請求しておくと良いでしょう。なお、購入手続きが終わると販売店から「自動車検査証」を渡されますが、これはどこかに提出する必要はありません。所有者名が間違いなく自分になっているか確認したら、大切に車内に保管しておきましょう。 4.中古車購入で気をつけるべきポイント 中古車は一度購入すると簡単に買い替えるわけにはいかないので、購入時に慎重に判断する必要があります。まず、見た目や憧れなどだけではなく、「目的に合う車か」を考えて車種を選ぶことが大切です。目的に合わない車を選ぶと、使いにくさを感じて後悔してしまう可能性もあります。車を使う人や乗る人は誰なのか、どこへ何を積んで出かけるのかなど、日常のドライブシーンをイメージしながら選ぶと最適な車種を見つけやすいでしょう。また、売れ筋の車に注目してみるのもおすすめです。多くのオーナーから選ばれる車は、性能や燃費など使い勝手が良い優れた車という見方もできます。どれを選ぶか迷ったときは、販売台数をチェックしてみるのも良いでしょう。 さらに、購入を決める前に、実際に自分の目で車を確認するということもポイントです。ドアの開け閉めやエンジンの調子に問題はないか、搭載機器は正しく動くか、内装外装にキズはないかなど、細かい部分は実際に見てみないとわかりません。購入後のトラブルを避けるためにも、必ず事前に確認するようにしましょう。 5.おすすめの中古車購入場所は? 憧れの高級車をリーズナブルに購入したいという場合は、高級輸入中古車に特化した個人間売買サイト「SHIFTGATE」をお試しください。SHIFTGATEでは専属のコンシェルジュが出品価格のアドバイスや手続きの代行などさまざまなサポートをさせていただくほか、業務提携している輸入車正規ディーラーのサポートも受けられるため、車の個人間売買が初めてというお客様も安心してご利用いただけます。匿名取引が可能なため取引相手に個人情報がもれるといった心配もありませんし、オリジナルの売買システムにより徹底したお金の管理も可能なので、トラブルが起きるリスクも低くなっています。また、個人間売買サイトでは珍しいローンの利用が可能、出品料がかからないなど、ユーザーの利便性を追求した手厚いサービスをご用意しております。スマホからも簡単に出品が可能ですので、購入だけでなく販売を検討しているお客様もぜひ一度お試しください。 SHIFTGATEで失敗しない中古車購入を! 価格の安さや選択肢の広さ、納車の早さなど、新車にはない魅力を持つ中古車。しかしその一方で、前のオーナーがどう使っていたかわかりにくいなどの注意点もあり、購入にあたっては慎重な判断が求められます。納得いく中古車を見つけたい場合は、プロの手厚いサポートと信頼性の高いシステムを活用できる「SHIFTGATE」をご利用ください。失敗しない中古車購入を実現するためにも、まずはフォームからのお問い合わせをお待ちしております。...
中古車の個人売買方法は? 知っておくべき必要な手続きと注意点

中古車の個人売買方法は? 知っておくべき必要な手続きと注意点

中古車を売り買いしたいとき、個人売買を検討する人は少なくありません。主流の手段といえるのではないでしょうか。とはいえ、個人売買にはさまざまなメリットがある一方、いくつかのデメリットやリスクもあります。個人売買をするつもりなら、どのようなデメリットがあるか理解し対策しておくことが欠かせません。そこで、この記事では個人売買の具体的な方法や失敗しないためのポイントを詳しく解説します。 1.車の個人売買の方法を紹介 車を個人売買するとき、友人や親戚など身近に売却してくれる人や購入してくれる人がいれば話はスムーズです。とはいえ、そうタイミング良くいくことはまれでしょう。そこで、個人売買をするときは「オークションサイトやフリマサイトを利用する方法」か「中古車販売会社運営の売買仲介サイトを利用する方法」のいずれかを選ぶことが一般的です。この段落では、この2つの方法についてそれぞれ詳しく解説します。なお、ここでは「個人売買」を「個人が個人に対して売る、もしくは買うこと」と定義します。 1-1.インターネットオークションやフリマサイトを利用する オークションサイトやフリマサイトは、日用品を販売するプラットフォームのイメージが強い人も多いのではないでしょうか。しかし、実はこの種のサイトでも、車を売買することは可能です。とはいえ、車は高額商品のため、システム利用料や出品方法がほかの一般的な商品とは異なる場合があります。サイトを利用して日用品の売買をした経験がある人も、車を売り買いする場合はルールについて事前によく確かめるようにしましょう。 車を売りたい人がオークションサイトやフリマサイトを利用する大きなメリットとして、自分のタイミングで出品できる点が挙げられます。買いたい人にとっての大きなメリットは、自分のペースでサイトを閲覧してじっくり物色し、購入できる点です。また、出品手数料などの問題はあるものの、ディーラーや中古車販売店、買取専門店などが間に入らないため、売買にかかる諸経費や中間費用が発生しません。お得に売り買いできる点は、双方にとってメリットです。 デメリットとしては、個人間での取引のためトラブルやクレームが発生しやすい点が挙げられます。業者が間に入らないため、当事者間で解決しなければなりません。また、売買契約や名義変更などでさまざまな書類を作成する必要があり、大きな労力と手間が要求されます。さらに、出品しても売れる保証があるわけではない点も注意が必要です。 1-2.代行・仲介業者を利用する 中古車販売会社が運営するサイトやアプリを利用して、個人間売買を代行もしくは仲介してもらう方法もあります。車の売買方法は複数ありますが、そのなかでも手軽にできて身近になりつつある方法といえるでしょう。仲介サイトを利用する大きなメリットとしては、車の売買に関する知識やノウハウが豊富なプロが間に立つことで、直接的なトラブルが避けられる点が挙げられます。万が一、トラブルが起こったときも、スタッフによるサポートが受けられます。 サイトやアプリ上での取引となるため、販売店まで足を運ぶ必要がない点もメリットです。手続きにかかる時間や手間、労力を軽減できます。さらに、中古車販売店の店頭で販売するケースと比べると、諸経費や中間費用が抑えられる点も大きなメリットといえるでしょう。また、車はサイト側が査定したうえで値段がついています。オークションサイトなどに出品されている車は、本当に問題のない状態なのか、第三者視点での保証がありません。仲介業者のサイトに出ている車であれば状態が担保されているため、買い手は安心でき、売り手も売りやすくなるため双方にメリットがあります。 デメリットとしては、完全に個人で取引を行うケースに比べ、間にプロを挟む分諸経費が高くなる点が挙げられます。 2.個人売買の流れと準備 ここでは、実際に個人売買する際の流れや必要な準備について解説します。 2-1.個人売買の流れ 個人売買のおおまかな流れを紹介します。ただし、売買の方法によって細かな部分は異なり、仲介業者を間に挟むとより簡単な流れになります。それでは、まずは中古車を購入する側の一般的な流れについて見ていきましょう。1.現物や写真で車体の状態を確認し、価格に納得できれば購入に同意する2.契約書の内容を確認し、問題なければ合意、締結する3.取り決めに従って代金を支払い、車両の引き渡しを受けて状態を改めて確認する4.車両保険や自賠責保険の名義変更を行う5.任意保険の手続きをする 売買契約書は売却側が用意します。ろくに見ずにサインしたりせず、熟読して不利な契約内容になっていないか十分に確かめることが大切です。保険の名義変更は、売却側から必要な書類を受け取ったあと、購入した人が手続きを行わなければなりません。購入後は忘れずに任意保険に加入しましょう。 次に、中古車を売却する側の流れです。1.価格を設定し、車に関する詳細な説明や写真とともに車を出品する2.購入希望者からの問い合わせに丁寧に対応する3.契約書を2部作成しておき、売買の合意を得たのち締結する4.購入希望者からの入金が確認できたら、車両を引き渡す5.必要書類を用意し、車両保険や自賠責保険の名義変更を相手に求める6.任意保険の解約手続きをする 車を出品する際は、購入後にクレームが出ないように、車の状態を詳細に説明しておくことが大切です。車種や年式、型番はもちろん、走行距離や燃費、これまでに交換したパーツ、車検の有無など丁寧に説明しましょう。ほかの出品者の説明を読むと、どこまで書くべきか参考になります。契約書は、同じものを2部用意しましょう。双方がサインしたあと、1部を相手に渡し1部を自分で保管します。 2-2.必要な書類の準備 車を個人売買する際には、非常に多くの書類が必要となります。ここでは、買う場合と売る場合とに分けて、一般的に必要な書類についてそれぞれ説明します。ただし、仲介業者を利用する場合は、自分で手配する必要がないものもあります。それでは、まずは購入する側が必要な書類を説明します。・車庫証明・印鑑登録証明書・名義変更用の書類:自動車検査証(車検証)、OCRシート第1号様式、手数料納付書、譲渡証明書、印鑑証明書、所有者の印鑑(認印)もしくは委任状、車庫証明書、自動車税申告書、住民票 車庫証明の申請書は、車を保管する場所を管轄している警察署で受け取れます。印鑑登録証明書は、市役所の窓口のほか、マイナンバーカードがあればコンビニ内にある端末でも取得可能です。おおむね23時ごろまで発行できるようになっているため、時間内に市役所に行けない場合はコンビニ端末を利用すると良いでしょう。印鑑登録証明書には有効期限があるため、3カ月以内に発行されたものに限ります。 OCRシート第1号様式と譲渡証明書は、全国にある陸運局(地方運輸局)で入手できるほか、国土交通省のサイトからダウンロードすることも可能です。譲渡証明書には、売主・買主の名前を記入したうえで、売主の実印を押します。手数料納付書と自動車税申告書は陸運局で手に入ります。また、名義変更の手続きを買主が行う場合は、売主の委任状が必要です。車庫証明書は発行後おおむね1カ月以内のものに限ります。売主が車検証に書かれた住所から引っ越ししている場合は、住民票も用意しましょう。 売却する側が必要な書類は以下のとおりです。・売買契約書・自動車検査証・自賠責保険証明書・自動車納税証明書・譲渡証明書・委任状・自動車リサイクル券・住民票、戸籍謄本売買契約書は、特に完全個人売買では後のトラブルを避けるためにも用意しておくことが大切です。目的物、売買代金、支払方法と時期、引き渡しの方法と時期、車体代以外の必要な費用などの項目を設けましょう。車体代以外に必要な費用とは、支払い済みの自動車税の売却後の負担分や、車検代、車を輸送するのにかかる費用などです。 自動車リサイクル券とは、新車購入時にリサイクル料を納めると発行される書類です。2005年に自動車リサイクル法で支払いが義務づけられました。住民票、戸籍謄本は、引っ越しなどにより現住所が車検証に記載された住所と異なる場合に必要です。 3.よくあるお悩みやトラブル&注意点 車の個人売買を行う際には、いくつか起こりやすいトラブルがあります。車を個人売買しようと考えているなら、どのようなトラブルが起こりやすいのか知っておくと良いでしょう。まず多いのが、相手が名義変更してくれないケースです。名義変更は一方だけではできないため、協力してくれないのであれば弁護士などへの相談も検討する必要があります。 知らずに事故車を購入してしまったというのも、しばしばあるケースです。事故車かどうかは財団法人日本自動車査定協会に依頼すると調べてもらえるため、中古車の購入を考えているときは利用すると良いでしょう。また、相場と比べて異常に安い場合は盗難車の可能性があるため、注意が必要です。このほかに起こりやすいトラブルとして、契約の途中で相手と連絡がつかなくなるケースです。このようなトラブルを回避するためには、事前に契約を結んでおくことが不可欠です。とはいえ、あまり売買に関する経験や知識のない素人同士のやりとりでは難しいこともあるでしょう。プロの仲介業者を利用すれば、トラブルを回避できます。 ここで、個人売買に関してよくある疑問点についても解説しておきます。よくあるのが、個人売買でマイカーローンは組めるかという疑問です。オークションサイトやフリマサイトを利用した売買の場合は、ほとんどのケースでローンは組めません。ただし、サイトによってはクレジット決済に対応していることはあります。次に、ローンを完済していない車でも売却できるのかという疑問です。オークションサイトやフリマサイトを通した売買では、買主側との話し合い次第で売ることはできます。仲介業者を入れる場合は、売却できないことがほとんどです。 自賠責保険の期間が残っている場合の扱いについて疑問に思う人もいるでしょう。保険期間が残っていても、廃車手続きをしない限り自賠責保険の解約はできません。買主に名義変更すれば、保険はそのまま有効です。残りの期間の保険料は、車の売却価格に上乗せする、買主に別途請求するなどの方法が取られることが多いです。 4.おすすめの売買方法は?...
【解説】車の買い替え・乗り換え方法! おすすめの時期や手続きの流れも!

【解説】車の買い替え・乗り換え方法! おすすめの時期や手続きの流れも!

買い物や通勤など、日常生活に欠かせない移動手段である「マイカー」。購入にあたり、新車と中古車のどちらにするかで悩んでいる人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、新車と中古車それぞれのメリット・デメリットや購入までの流れなど、気になるポイントを紹介していきます。ぜひ内容を念頭に置いて、自分に合った車選びにお役立てください。 1.いつ買い替え・乗り換えするべき? 車を持った生活を長く続けるのであれば、誰しもいずれは買い替えや乗り換えが必要となります。しかし、故障などで乗れなくなるなどのきっかけがない場合には、買い替えに適したタイミングはいつであるのか頭を悩ませやすいことでしょう。そこで、ここでは、一般的に買い替えや乗り換えを行うことが多いタイミングと、おすすめの買い替え時期について具体的に紹介します。 1-1.よくある買い替え・乗り換えのタイミング 車の買い替えや乗り換えを行うタイミングとして一般的に多いケースは大きく分けて2つあります。1つは車にかかるお金が変わるとき、もう1つはライフステージや生活環境に変化が生じたときです。ライフステージや生活環境が変わるときとは、子どもが生まれたり巣立ったりなどして家族の人数や構成が変化し必要な車の条件が変わるタイミングを指します。また、車にかかるお金が変わるときとは主に6つのケースがあり、1つ目は車検の時期です。車検は新車登録の手続きをしたときから数えて3年目が初回となり、その後は5年、7年、9年と2年間隔で受けることが義務付けられています。ディーラーやカー用品の専門店などさまざまな場所で受けることができ、受ける場所によって費用が異なりますが、どこで受けても自動車重量税や自賠責保険などさまざまな費用がかかることに変わりはありません。ある程度のまとまったお金が必要です。 2つ目は走行距離が10万kmを超えたときです。10万kmは車の品質が変わりやすい節目の走行距離で、それを超えると部品などが劣化しやすく故障トラブルのリスクが高まります。そのため、通常は10万kmを超えるタイミングで部品交換やメンテナンスが必要です。3つ目は自動車税種別割が上がる前です。自動車税種別割は自動車を所有している方が毎年必ず納めなければならない税金で、自動車の種類や大きさなどに応じて課税されます。使用年数が所定を超えると環境負荷が大きくなるため税率が上がり、たとえば、ディーゼル車は11年、ガソリン車は13年を超えると15%の上乗せです。また、軽自動車はさらに重課税率が高く、13年を超えると20%の上乗せとなります。 4つ目は減税や補助金制度が変わるタイミングです。たとえば、消費税の増税が予定されている場合には、増税前に買い替えを考える方が少なくありません。車は金額の高い買い物であるため、少しの増税でも影響を受けやすく、税金が上がる前に購入すれば増税分を節約できるからです。また、補助金制度を利用した場合も同様に買い替え費用を安く抑えられます。5つ目はメーカー保証が期限を迎えるタイミングです。新車を購入すると3年間は無償修理などのサービスが付いた一般保証と呼ばれるメーカー保証が付きますが、保証期間が終了すると不具合が生じたときなどに自分で修理費用を支払わなければなりません。6つ目は車に高額な修理が必要となるトラブルが生じたときです。いずれ買い替えるなら、これら6つのケースのようにお金が高くかかるようになる前のタイミングで買い替えや乗り換えを検討する方は多いです。 1-2.おすすめのタイミングは? 人によって買い替えや乗り換えにベストなタイミングは異なりますが、一般的におすすめなのは車検やメーカー保証が切れるときです。ここでは、買い替えに際して車の売却時期を考えるときに押さえておきたいポイントについて、保険が切れるタイミング別に具体的に紹介します。 まず、3年目は一般保証が終了するタイミングです。3年目というタイミングは乗り続けて車にトラブルが生じても修理にかかる費用は比較的安く済む一方、手放しても見た目に劣化を感じさせないため高額で買い取ってもらいやすくなります。ただし、車の購入を考えている方が検討に際し比較対象とするようなライバル車やマイナーチェンジを行った車種が登場してリセールバリューが変動しやすくなる節目のタイミングでもあるため要注意です。リセールバリューとは再販する際の価値を示すもので、他車の登場状況により大幅な下落が予想される場合には売却の検討をしたほうがよいでしょう。 次に、5年目は特別保証が終了するときです。保証が切れても継続して車を乗り続けるか、手放すかの判断が求められます。判断をする際には、まず、そもそも継続して車を使うにあたり保証の延長ができるかを事前に確認しておかなければなりません。保証の延長ができなくても、今所有している車にそのまま乗り続けたいなら、その後は実費で定期的にメンテナンスを行う必要があります。一方、新車に買い替える選択をすれば、所有している車よりも大きく進化した安全装置などが付くため安心です。これらのポイントを踏まえたうえで、継続して乗ることと買い替えることのどちらが自分にとってベストな方法かを、コストや安全面などさまざまな角度から考えながら慎重に検討しましょう。 さらに、売買するタイミングを1年間のうちのいつにするかも考えておいたほうがお得に買い替えできる可能性が高まります。売る時期としておすすめなのが12~3月です。この時期は購入を検討する方が増える傾向にあります。購入を検討している方が買い終えてしまうと需要が減り中古車の価値も下がるので、需要が高いうちに1日でも早く売ることが大切です。対して、買うのによい時期は決算期である3月と9月、ボーナス商戦が活発化する7月と12月です。決算期は業者が売上額を伸ばすために値引きを行い、ボーナス商戦期はまとまったお金が入った方にさらに購入の決断を後押しするためのセールを行うので、通常より安価で買いやすくなります。 2.買い替え・乗り換えのポイントを紹介! 買い替えや乗り換えをする際には次に紹介する4つのポイントをチェックしたうえで行動に移すとよいでしょう。チェックポイントの1つ目が走行距離が大台に乗っているかという点です。大台に乗る前であれば買い替えなどの行動に進んでも問題ありませんが、大台に乗ってしまっている場合には状況に応じてすぐに買い替えせず乗りつぶすという選択肢もあります。走行距離の大台とは軽自動車なら8万km、普通自動車なら10万kmが目安です。走行距離がこれを超える車は買い取り希望者が出にくく、売却できたとしても買取価格が下がってしまう傾向にあるため気を付けましょう。 2つ目のチェックポイントはリセールバリューです。同じ売却をするなら誰しも少しでも高く売りたいことでしょう。できる限り高値で買い取ってもらいたいのであれば、中古車の売買市場の需要を見て売値が下がる前のタイミングであるかを確認したうえで売ることが大切です。売値が下がるのは、マイナーチェンジやフルモデルチェンジを行った車種またはライバル車が登場するとき、現行モデルの生産や販売がストップしたとき、メーカーの不祥事や自主回収などがあったときなどです。メーカーの不祥事などは事前に予測できませんが、新車の発売などは事前にわかるため売却を考えているなら発売前に早めに動く必要があります。 3つ目として今後のライフスタイルを考えておくことも買い替えを決める際には大切です。子どもが生まれたり、親と同居したりなどして家族構成が変わることにより必要となる車の条件が変わります。また、趣味が変わるなどした場合も車に求める機能などが変わる場合があるものです。買い替えや乗り換えに失敗しないためには、これからの使用目的に合った車はどのようなものであるかをあらためて検討し明確にしておくことが重要です。4つ目としてローンの返済状況についてもチェックしておくことを忘れてはなりません。ローンの返済中だと名義がローン会社になっていることがあり、その場合はそもそも売却できないからです。反対に、ローンが完済していれば、確実に名義は車の所有者である自分のため売却も下取りも好きなタイミングでできます。 3.買い替え・乗り換えまでの流れ 買い替えや乗り換えを決めたらやるべきことがいろいろあります。ここでは、買い替えや乗り換えまでの一般的な流れを準備編と手続き編に分けて具体的に解説するので参考にしてください。 3-1.準備編 車の買い替えや乗り換えをしたいと思ったら、まずは車が実際に売却できる状態であるかを確認しましょう。売却できないケースとは、たとえば、自動車税を滞納している場合です。きちんと税金を納めているかを確認するために、売却時には自動車税納税証明書の提出が求められます。きちんと納税していたものの自動車税納税証明書を紛失してしまった場合には再発行が可能です。自動車税を納めた都道府県の税事務所などで再発行の手続きができます。また、ローンが残っている場合も名義が自分ではないことがあり、先述したとおり売却できないため気を付けましょう。 売却できることが確認できたら、今度は現在所有している車の価値をリサーチします。今の車がいくらぐらいで売れるか査定相場を調べることで次の車の予算を決められるからです。予算の検討がついたら、購入する車の候補を挙げていきます。候補を挙げるうえでチェックするポイントは、予算以外に、車の積載量や最大乗車定員数、購入後の使用目的などです。候補が絞られたら店舗へ行って実際の車を見ます。ネットなどでも車の情報は集められますが、実際に試乗することも相性を見るうえで大事です。さらに、店舗では見積もりも出してもらい、予算に収まるかも確認しましょう。 3-2.手続き編 買い替えや乗り換えを行う際には、先に今乗っている車の売却手続きをし、その後に新しく購入する車の手続きを行うというのが通常の順番です。売却手続きは、まず買取してもらう店を決めることから始めます。店によって査定額や売却にかかる手間が異なるため十分に比較検討したうえで売却先を選定しましょう。売却先が決まったら、店の手続き方法に従って必要書類を用意し売却契約を進めます。 続いて、購入手続きでも契約の際に書類が必要となるため事前に準備が必要です。普通車であれば、印鑑登録証明書、委任状、自賠責保険証明書、車検証(自動車検査証)の原本、印鑑を用意します。印鑑は実印が必要です。また、地域によって不要なところもありますが、一般的には車庫証明書も提出します。一方、軽自動車の場合も、委任状、自賠責保険証明書、車検証(自動車検査証)の原本、地域によって車庫証明書を提出しなければなりません。そのほかには、普通車で提出する印鑑登録証明書の代わりに軽自動車では住民票が必要です。さらに、印鑑も用意しなければなりませんが、実印ではなく認印でも可能です。 最後に、手続きの際には売却と購入のタイミングに気を付けましょう。今の車を引渡してから次の車が納車されるまでの間に期間が空いて困る場合には、売買スケジュールを調整しておかなければなりません。タイミングが合わずに車が必要となる場合には事前に代車を借りる依頼をしておくと安心です。 4.売買サービスの利用も視野に! 車の買い替えや乗り換えをスムーズに行いたいなら、高級輸入車に特化した中古車の個人間売買サポートを支援しております「SHIFTGATE」の利用をご検討ください。出品価格のアドバイスから手続きの代行などまで専属のコンシェルジュがサポートいたしますので、初めてでも安心して売買できます。売買のためとはいえ個人情報をお互いに明かし合うことに不安がある方でも、お互いに連絡を取り合うことなく匿名による取引を行えるシステムであるため安心安全です。また、欲しい車があるにもかかわらず予算が足りない場合には分割払いにも対応できますので、買い逃して後悔することも避けられます。さらに、出品はアプリさえインストールすればスマホからできるので面倒な手間がかからず簡単で楽です。個人間売買であれば消費税も不要で出品料もかかりません。加えて、輸入車正規ディーラーと業務提携していて併せてサポートを受けられる点も安心です。 車の乗り換えはSHIFTGATEで! この記事では、車の買い替えや乗り換えを実際にどのように検討し手続きを進めていけばよいのかについて具体的に説明してきました。スムーズかつ後悔のない乗り換えを行いたいなら、売却や購入をする際に適したタイミングや事前準備などについて、きちんと把握したうえで行動することが大切です。車の売買に慣れていないなどして悩みや不安がある場合には充実したサポートが自慢の「SHIFTGATE」の利用をご検討ください。...
車の売り方って? 売る手段や高く売るコツ・必要書類などを紹介

車の売り方って? 売る手段や高く売るコツ・必要書類などを紹介

愛車を売りたいけど、具体的な売却方法が分からず、迷っている方も多いのではないでしょうか。愛車を高く売れるかどうかわからないという悩みは、特に車の売却が始めての人は抱えやすいかもしれません。売り方によって車の買取価格も異なってくるので、慎重な判断が必要です。ここでは、車の売却方法や高く売るコツなどについて説明しますので、参考にしてください。 1.車を売る手段 車の売り方には複数の方法があります。どの方法もメリット・デメリットがあるので、よく比較して、自分に適した方法を選びましょう。 1-1.下取り 新しい車の購入が決まっている場合は、下取りを検討してみましょう。下取りは、車を購入するディーラーや販売店に車を売却し、その売却額を新しい車の購入費用にあてる方法です。下取りなら同じ店舗で売却手続きと購入手続きをまとめてできるため、手間と時間がかかりません。新車の納車まで車を使用できるため、毎日車を使う人には便利な方法だといえます。無駄な手続きは不要なので、短時間で効率よく取引を進めることができます。 ただその一方で、売却資金を自由に使えないデメリットがあります。また、買取り業者に売るより売却額が安くなりやすい傾向にあるので注意が必要です。さらに、新車購入時にローンを組むこともあるので、安易な判断は禁物です。車を下取りに出すときは、売却価格よりも新車の購入価格に目がいきやすいですが、売却価格を含めてどの店舗に下取りを依頼するかを検討するようにしましょう。 1-2.買取り 中古車買取専門店などに直接依頼して車を買取ってもらうこともできます。買取専門店は他店との競争があり、車の所有者が納得する価格を提示しないと買取りできないため、価格表をベースに額を決める下取りより高値で売れやすいメリットがあります。業者選定を慎重に行えば、下取りに出すよりも10〜20万円ほど高く愛車を売却することも可能です。また、買取りのプロが査定するため、トラブルが起こるリスクも少なく抑えられます。買取業者が自宅や職場まで見積もりや車の引き取りに来てくれるため、利便性の高い取引方法だといえるでしょう。 ただし、すべての業者が高値をつけてくれるわけではありません。相場より低い価格を提示してくる業者もあるので、業者の選定は慎重に行う必要があります。最初から一社に絞って決めるのではなく、複数の業者に査定を依頼しましょう。 車を買取りしてもらうには、まず査定を依頼する必要があります。査定の時点で価格交渉することで、愛車が高く売れることもあります。査定額に納得できれば必要な手続きを行い、入金となります。業者によって支払い方法は異なるので、事前に確認しておきましょう。 中古車買取専門店は全国各地に多く存在するため、業者選定に時間がかかることもあります。少しでも納得のいく取引を実現するためにも、準備は早めに行いましょう。インターネット上の一括査定サービスを利用すれば、高値で愛車を買取りしてくれる業者を簡単に選定できます。 1-3.個人間売買 仲介業者などを挟まず、個人間で車を売買することもできます。友人や知人に車を売る場合であれば、価格交渉もスムーズにいくでしょう。身近に車を売却できる友人や知人がいない場合は、オークションやフリマに出品することで車を売却できます。インターネット上で手続きを行うことができ、価格も自分で設定できるため、買い手によっては業者に売るより高く売れる可能性があります。 ただし、個人間売買はトラブルが発生する可能性が高いので注意が必要です。自力で必要書類を揃えて、名義変更の手続きを行ったりするのは簡単なことではありません。また、ネット上でのやり取りは、実車の確認がしにくいため、売買後に「イメージと違う」といったクレームが出る場合もあります。個人間取引でトラブルが生じた場合は、すべて自分で解決しなければなりません。 車は大きな取引になるため、業者を頼らずに完全に個人間で取引を行うのはおすすめできません。リスクを避けて安全かつスムーズに取引をしたいなら、業者に入ってもらって売却することをおすすめします。 2.車を高く売るコツ いくつかコツを押さえておくことで、愛車をさらに高く売ることができます。ここからは、車をできるだけ高く売却するおすすめの方法を紹介します。 2-1.まずは相場を知る 車の売却で損をしないためには、自分の車の相場を把握する必要があります。あらかじめ相場を知っておくことで、極端に安い価格を提示してくる買取り業者を避けることができ、業者選びに失敗するリスクを軽減できます。相場は査定時の交渉材料にすることもできます。安い査定額を提示した業者に相場より安い理由を問えば、査定額がアップする可能性もあります。業者の回答に納得できない場合は、別の業者に依頼して査定額を比較し、損するリスクを抑えられます。 車の買取価格は、年式や走行距離、車種などによって異なります。売却相場と売りたい車の状態をあわせて考え、値がほとんどつかないだろうと分かれば、「売らない」判断も適切にできます。後悔しない判断をするためにも、相場は必ずチェックしておきましょう。相場は中古車販売サイトなどで簡単に確認できます。査定シミュレーションを行っているサイトなどを利用するのもおすすめです。必要な情報を入力するだけで、事前におおよその買取価格をチェックできます。 2-2.タイミングを見極める 車には高く売れるタイミングがあります。中古車が高く売れるのは、1~3月と9~10月です。この時期は就職や転勤など新生活を始めるタイミングと重なるため、新車・中古車問わず需要が高くなります。そのため、ほかの時期よりも高く売れる傾向にあります。また、買取店にとっても決算期を控えている時期なので、売上目標を達成するために高値で買取りしてくれる傾向にあります。愛車を高く売りたいなら、このタイミングを狙って売却するのも一つの方法です。 ただし、中古車は少しでも新しい方が高く売れるため、需要が高くなる時期まで売却するのを待つと、むしろ査定額が下がる恐れもあります。待っている間にモデルチェンジが行われると、古い型の相場は大きく下がってしまいます。メジャーな車種だと、4~6年に一度はフルモデルチェンジが行われており、新型の買い替えによって古い型の在庫が増え、高値で売るのが難しくなります。売りたいと思ったタイミングと需要が高くなる時期が合えば問題ありませんが、そうでない場合は少しでも早く売ったほうが得策です。次回のモデルチェンジを予想しながら、売却するタイミングを慎重に見極めましょう。 2-3.車をきれいにする 車の状態は買取価格に大きな影響を及ぼします。当然ながら、見た目がきれいな車のほうが高く売れるので、査定に出す前に修理や洗車をしておきましょう。ただし、車を修理する場合は、査定額のプラス分よりも修理費の方が高くつく可能性もあります。修理した車の状態を良くしても、修理代より査定額のほうが高くなることはありません。修理代が高くなる場合は、修理せずにそのまま査定に出しましょう。 修理代を節約したいからといって、傷やへこみを自力で直すのはおすすめしません。素人が修理した箇所は、査定時に分かってしまうため、むしろ減額につながる恐れもあります。研磨剤で修理できる小さい傷であっても、そのまま査定に出したほうが良い場合もあります。修理は業者に任せて、汚れをきれいにすることを重視しましょう。 車内のにおいにも注意が必要です。タバコやペット、食べ物などのにおいが残っていると減額対象となります。特にタバコのにおいが残っていると、5万円程度減額することもあるので要注意です。車の中でタバコを吸ったり、ペットと一緒にドライブしたりする人は、日常的にクリーニングを行い、消臭スプレーを噴射するなどして、においをできるだけ取り除いておきましょう。染み付いてしまったにおいを完全に取り除くことは難しいですが、できるだけ取り除いておくことで、大幅な減額を避けられます。 3.車を売る際の必要書類 車を売却するときは、自動車検査証、印鑑登録証明書、自賠責保険証明書、自動車納税証明書、リサイクル券(預託済みの場合)などの書類を揃える必要があります。姓が変わっていれば戸籍謄本、住所が変わっていれば住民票も必要です。万が一紛失した場合は、再発行の手続きが必要になるので、書類が揃っているか早めに確認しておきましょう。軽自動車の場合は軽自動車納税証明書が必要ですが、印鑑は認印でも可能です。 必要書類がすべて揃っていると、査定時の印象が良くなり、買取価格が高くなりやすいです。書類が揃わないと二度手間になる可能性もあるので、早めに準備しておきましょう。売却先が業者であれば、名義変更などの面倒な手続きをすべて代行してくれるので、書類さえ揃えておけば問題ありません。...