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中古車の購入を検討する際に「価格」は重要な要素といえます。価格相場はどのくらいなのか、新車に比べるとどのくらい安いのか、気になるケースも多いのではないでしょうか。また、買い替えを考えている場合、所有している車を売りたい人もいるでしょう。そこで、この記事では中古車の価格相場や安く購入するポイント、所有する車を高く売るコツについて紹介します。
中古車の購入を考えるときに、気になるのが価格相場です。しかし、中古車には「この車種ならこの価格」というような、はっきりとした基準はありません。なぜなら、中古車と一口にいっても、一台一台状態が異なるためです。同じ車種であっても、その状態によって価格は大きく変わってきます。たとえば、状態が良い車の場合は、新車とほとんど値段が変わらないケースもあります。中古車だからといって、必ずしも「新車よりも大幅に安い」とは言い切れないため注意しましょう。
さらに、中古車の価格は状態だけではなく、市場の影響も受けます。中古車は需要と供給のバランスによって、価格が変動することが一般的です。そのため、時期によって価格が上がることもあれば、下がるケースもあるのです。たとえば、就職や引越しなどで需要が高まる2~3月の時期は、中古車相場が上がる傾向にあります。反対に、5月の大型連休を過ぎた時期は需要が低くなり、中古車相場が下がりやすい時期です。それ以外にも、新モデルが発表されたあとは旧モデルが安くなるケースがあります。このように、中古車はさまざまな要素が加味されて価格が決まるため、過度に「相場」を気にする必要はないといえるでしょう。
誰しも買い物は「少しでもお得に買いたい」と考えるものでしょう。しかし、中古車を安さだけで選ぶことは避けたほうが無難です。なぜなら、車は人それぞれ、購入する目的や使い方が大きく異なるためです。安さばかりを重視してライフスタイルや目的に合わない車を選んでしまうと、「想像と違う」「思っていたよりも使い勝手が悪い」と後悔する原因につながります。そのため、中古車の購入時は安さに重点を置くのではなく、まず「どのような車」が欲しいのか、しっかりと考えを固めておくことがおすすめです。
具体的には、車に乗る人数や使用の目的を明確にしておくと良いでしょう。たとえば、家族の人数が多い場合、定員が多い車がおすすめです。また、普段の買い出しにのみ利用するとか、細い路地でも不安なく走れる車が欲しいなど、具体的な用途を考えると自分に合った車を探せるでしょう。機能面も確認すると、さらに絞り込みがスムーズに行えます。新車では手の届かない憧れの高級車がある場合は、中古車で購入する方法もあります。人気の高い高級車の場合、再び中古車として売却できる可能性もあるでしょう。したがって、中古車購入後に、どのくらいの年数乗る予定なのかを考えておくことも大切です。予算内で自分に合う車を探すためにも、どのようなものが本当に必要なのか、条件を洗い出しておきましょう。
中古車は新車に比べて安くて購入しやすいことや、憧れの高級車にも手が届きやすいなどのメリットがあります。しかし、中古車は他人が使っていたものである以上、どうしても避けられないリスクも存在します。具体的にどのようなリスクがあるのか、またリスクを回避するにはどうすればいいのか、詳しく見ていきましょう。
中古車を購入する際に、まずチェックしたいのが「走行距離」と「年式」です。通常、車は走れば走ったぶんだけ部品が消耗していきます。走行距離が短い車はそれだけ消耗が少なく、状態が良いといえるでしょう。反対に、走行距離の長い車はさまざまなパーツが消耗している可能性があるため、注意が必要です。一般的に1年間で約1万kmの走行距離が標準だとされているため、購入の際は必ずチェックしましょう。年式は、新車登録されてからどの程度経ったのかを表すものです。新しい車は「高年式」、反対に古い車は「低年式」などと呼ばれます。基本的に、高年式の車は安全性が高いものが多い傾向にあります。安全性が気になる場合は、年式についてもきちんと確認しておくことがおすすめです。
走行距離が長かったり、年式が古かったりする中古車の場合、購入してもすぐに修理が必要になる可能性があります。それ以外にも、オイルの交換やベルトの状態のチェックなど、さまざまなメンテナンスが必要になるケースもあるでしょう。そのような場合には、購入時に支払う金額は少なくても、結果的に修理代・メンテナンス代がかさんでしまうことにもつながります。このような点を踏まえると、「価格が安い」という理由だけで購入を決めるのは避けたほうが無難です。中古車の購入時は細部まで状態を確認しましょう。
注意点として、販売されている中古車は「事故車・修復歴車」の可能性があります。事故車・修復歴車とは、「車の骨格部分に損傷を受けたことがある車」「過去に修復歴がある車」などを指します。骨格部分とは通常フロアやピラーなどを指し、バンパーやドアなどは含まれません。事故車・修復歴車は内部に問題があるケースも多いといわれています。車の骨格部分は修理が難しく、ハンドル操作が正常にできなかったり、命に関わる欠陥が隠れていたりすることもあります。そのため、安全面を考えるのであれば、購入を避けたほうが無難といえるでしょう。
なお、修復歴には開示義務があります。中古車販売店の担当者に聞けば教えてくれるため、購入時はしっかりとチェックしましょう。しかし、中古車販売店のなかには、「修復歴なし」と偽って販売するケースもあります。また、修復歴がなくても重大な欠陥を隠して販売する可能性も少なからずあるため、気を付けましょう。こうした中古車は破格の値段で売られていることが多い傾向です。安全のためにも、やはり激安の車は避けたほうが良いでしょう。
中古車は明確な価格は決まっていませんが、おおむねの目安となる価格帯があります。どのような中古車がいくら程度で購入できるのか、目安を見ていきましょう。
まず、予算が20万円以内の場合。選択肢は狭いものの、探せば購入できる中古車もあります。ただし、走行距離や年式は妥協する必要があるでしょう。メンテナンスが大変なケースもあり、状態をよくチェックして納得したうえで購入することが大切になります。
予算が50万円以上の場合は、選択肢がぐんと広がります。人気の装備を付けることもできるでしょう。軽自動車であれば、高年式で見た目が良いものが手に入ります。ものによっては、輸入車も視野に入れられます。目安として、予算が50万円くらいであれば「スバルインプレッサスポーツ」「ダイハツタント」「日産モコ」などが選択肢に入るでしょう。予算が100万円くらいあれば、新車も視野に入れることが可能です。ただし、機能やグレードには多少目をつぶる必要があり、基本的には軽自動車に限定される可能性が高いでしょう。中古車の場合は、高年式のものやハイブリッドカーなどにも手が届きます。たとえば、ミニバンである「日産セレナ」や「トヨタプリウス」なども十分に狙えます。
予算を200万円程度で考えている場合は、中古で高級車を購入することも可能です。ものによっては、新車価格が400万円を超えるような車種が手に入る可能性もあります。たとえば、「レクサス LS」「トヨタ ランドクルーザー プラド(SUV)」などが挙げられます。高級車は所有欲が満たされるだけではなく、機能面が充実していることも多いため、高い満足感が得られるでしょう。
所有している車を売却して新しく中古車を買いたい場合、少しでも「高く売るための方法」を知りたいものです。車を高く売るためには、いくつかのポイントがあります。まず、重要なポイントとして「売却したい車の相場を調べる」ことが挙げられます。相場を知ることは、高く売るための基本です。手元にある車が中古としていくらで売られているのか、相場をチェックしましょう。知識がないまま車を手放すと、安く売ってしまうおそれがあります。あらかじめ相場を知っていれば、いくらほどの買取相場なのか検討がつけられます。さらに、売却時の交渉材料としても活用できるでしょう。
次のポイントは、「複数で見積もりをとる」ことです。同じ車でも、中古車買取専門店によっては買取価格が異なる場合があります。複数の見積もりをとり、少しでも高く売れるところを選ぶと良いでしょう。これらのポイントを押さえておけば、所有している車を高く売却して次に車を買うときの資金に少しでも多くまわせます。
輸入車の売買を検討しているのであれば、個人売買サービスの「SHIFTGATE」のご利用を検討ください。個人売買というと、「知識がないため取引が不安」「トラブルが発生しそうで怖い」という人もいるかもしれません。しかし、「SHIFTGATE」をご利用いただければ、専属コンシェルジュのサポートを受けられるため、安心して個人売買ができます。売却価格のアドバイスや手続きの代行など、経験豊富なコンシェルジュがアドバイスいたしますので心配は不要です。
さらに、匿名取引ができることが特徴です。取引の際に直接相手と連絡を取ることはなく、コンシェルジュが間に入って対応しますので、安全に取引を進められます。個人売買でも分割払いが選択でき、憧れの車にも手が届きます。また、事故車は出品できない仕組みになっており、良質な輸入車のみを取り扱っていることが強みです。これらの充実したサービスによって、輸入車売買に関する知識が少ない人でも安心してご利用いただけます。
中古車を購入する際は、どうしても価格を重視してしまうものです。しかし、いくら価格が安くても、納得できる車を購入できなければ後悔する原因につながります。どのような車が欲しいのか、あらかじめ条件を洗い出しておくことが大切です。さらに、走行距離や年式、修復歴なども忘れずにチェックすることが重要になります。ポイントをきちんと押さえて、自分に合う中古車を予算内で手に入れましょう。