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輸入車を査定に出すとなぜ安い?高く売るために押さえたい5つのポイント

輸入車を査定に出すとなぜ安い?高く売るために押さえたい5つのポイント

外国産の輸入車は車好きの人にとって憧れの対象といえます。ただ、外国産の輸入車は新車で購入するとかなり値が張る一方で、買取査定に出すと想像以上に安い値しかつかず驚くケースもあります。輸入車を査定に出すとなぜ安いのでしょうか。この記事では、輸入車の査定が安くなりがちな理由と愛車を高く売るためのポイントについて紹介します。

1.輸入車の買取価格が安い理由

輸入車を査定に出すとなぜ買取価格が安くなりがちなのか、その理由について見ていきましょう。

1-1.ニーズが少ない

輸入車の買取査定が安くなりがちな理由の一つに「消費者のニーズが少ない」ことが挙げられます。輸入車は特別感があり、一見中古車も消費者からのニーズが高いと思われがちです。しかし、実際には故障しやすかったり左ハンドルで運転しにくかったりするなどの理由で、国産車と比較すると輸入車を欲しがるドライバーが少ない傾向にあります。

そもそも、中古車の購入を考える人はコストパフォーマンスを重視するケースが多くみられます。そのため、質が高くコストパフォーマンスも良い国産車のほうが、一般的なニーズが高いのです。通常、中古車の買取価格は需要と供給のバランスによって決定します。消費者のニーズが少ないと、当然そのぶん買取価格も下がってしまうのです。

1-2.国産車と査定基準が異なる

買取価格が安くなりがちな理由には「国産車と査定基準が異なる」ことも関係しています。簡単にいうと、輸入車は国産車に比べて厳しく査定される傾向にあるのです。前提として、中古車の査定価格を決定する際は「走行距離」が大きな要因となります。輸入車は国産車よりもこの走行距離による査定のマイナス額が大きく設定されています。つまり、輸入車と国産車は同じ走行距離であっても、輸入車のほうが厳しく査定され買取価格が安くなりやすいのです。また、輸入車は傷といったコンディションに関わる部分の査定においても、査定基準が国産車よりも厳しく設定されています。

1-3.維持費が高い

輸入車の買取価格が安いのは「維持費が高い」という理由もあります。輸入車は故障した場合に、修理に必要なパーツがどうしても国内で入手しにくい傾向です。したがって、海外からパーツを取り寄せる必要があったり、専門の工場に修理を出したりするなど、何かと時間とコストがかかる可能性が高いのです。

さらに、中古車だとメーカー保証が切れていることも多く、維持費がかかりやすい傾向にあります。一般的に輸入車は燃費があまり良くないとされています。そのうえ、ハイオク指定の車が多く、ガソリン代がかさむケースも多いのです。また、スポーツカータイプやハイグレードの輸入車は事故・盗難のリスクが高く、保険料も高くなりがちです。こうしたメンテナンス面の大変さが、輸入車の買取価格に影響を及ぼしています。

2.輸入車を少しでも高く売るためのポイント

上述したような理由から、輸入車は査定が安くなりやすい傾向にあります。しかし、工夫をすれば少しでも高く売ることが可能です。具体的にどのようなところを意識すれば良いのか、主な5つの方法とポイントについて見ていきましょう。

2-1.その1.買取相場を確認する

輸入車を高く売るためのポイントとして、「買取相場を確認する」ことが挙げられます。買取相場とは、中古車販売店や買取専門店に車を売るときの、その時点での車の価格を指します。査定結果の高い・安いをきちんと判断するためには、愛車の買取相場を把握しておくことが大切なのです。愛車の買取相場を調べるには、インターネット上にある輸入車の中古情報サイトや、一括査定サイトなどを利用すると便利です。特に、中古車情報サイトであれば、匿名で相場情報を調べることができます。メーカーや車種を絞り込んで相場を調べられるサイトもあり、このようなサイトを閲覧することで、大体の相場を知ることができるでしょう。

ただし、インターネット上での査定はあくまでもおおまかな目安という認識を持つことが重要です。インターネット上の査定はメーカーや車種名などの情報だけで判断されており、実際の車の状態まではわかりません。直接業者に愛車を見てもらうわけではないため、実際の査定額とは大きく異なる可能性もあります。正確な買取相場を知りたい場合は、実際に査定を依頼することが大切です。このとき、複数の業者に査定を依頼すると、より具体的な査定価格を知ることができるでしょう。

2-2.その2.輸入車の一括査定サイトを利用する

輸入車を高く売るためには「輸入車の一括査定サイトを利用する」という方法もあります。一括査定サイトとは、愛車の情報を入力するだけで複数の買取業者から簡単な査定結果を出してもらえるサービスのことです。一括査定は複数の業者の見積もり結果がわかることがメリットです。査定の基準や結果は業者によって変わってきます。一括査定サイトなら複数の査定結果を見て、そのうち一番高値を付けた業者に売却できます。また、他社の査定結果をもとに交渉を行うことも可能です。場合によっては、さらに査定額を上げられる可能性があるでしょう。一社ではなく複数の業者を比較することで、より納得のいく査定を実現できます。

ただし、一括査定サイトの利用には注意点もあります。たとえば、営業電話への対応が必要になるケースです。一括査定サイトの利用には、個人情報が必要になることが一般的です。サイトに入力した電話番号をもとに、業者から連絡がくるケースがあります。この営業電話への応対でわずらわしさを感じる人もいるため、注意しましょう。なかには、契約後に査定額を下げる悪徳業者が紛れているケースもあります。そのほかにも、キャンセル料がかかるなどのトラブルが発生するリスクも否めません。一括査定サイトの利用には細心の注意を払いましょう。

2-3.その3.輸入車に強い中古車買取業者に売却する

輸入車を高く売るには、「輸入車に強い中古車買取業者に売却する」ことも一つの手といえます。中古車の売却先はディーラーや一般的な中古買取業者ではなく、輸入車に強い買取業者を選ぶことがおすすめです。なぜなら、輸入車買取を専門的に行っている業者のほうが豊富な知識と経験があり、より適切な査定額を出してもらえる可能性が高いためです。ディーラーはそもそもの下取り価格が安いうえに、輸入車の知識に欠けているケースが多くみられます。さらに、販売ルートがないため中古の輸入車を買取しても持て余してしまい、そのぶん安く買われがちな側面があります。輸入車を高く売るためには、専門知識や販売ルートの有無が重要なポイントとなるのです。

その点、輸入車に強い業者は顧客や販売ルートをきちんと確保しています。輸入車の専門知識もあるため、愛車の価値を正しく判断してもらうことができ、高額買取されやすいことがメリットです。ただし、輸入専門の買取業者はそもそもの数が少ないという難点があります。業者を探したり店舗まで出向いたりすることが難しいケースもあり、査定までのハードルがやや高いといえるでしょう。

2-4.その4.個人間売買サイトを利用する

輸入車を高く売るためには「個人間売買サイトを利用する」という選択肢もあります。中古車の買取は業者に依頼するしかないと考える人もいるでしょう。しかし、業者を通さずに個人間で輸入車の取引を行える「仲介サイト」というものがあります。仲介サイトを利用すれば、購入希望者を募って直接取引を行うことが可能です。通常買取業者に依頼すると、どうしても人件費や手数料などの関係でマージンが発生します。一方、仲介サイトであれば買取業者が間に入らないぶん、余計なマージンが発生しません。そのため、手元に入るお金が多くなることがメリットです。少しでも愛車を高く売りたいという人は、このような仲介サイトを利用すると効果的でしょう。

もし個人売買に不安がある場合は、輸入車専門の仲介サイトを選ぶと安心です。輸入車専門の個人間売買サイトであれば、適切な価格相場などのアドバイスを受けられることがあります。いくらで売ればいいのかわからない、売買の知識や経験がなく不安という人におすすめです。車の売買を直接個人同士で行うと、どうしても名義変更や支払いなどのトラブルが発生するリスクが高まります。輸入車売買の仲介サイトの「SHIFTGATE」のように、システムやサポートがしっかりしたサイトを利用すると安心です。売買取引によるさまざまなトラブルを回避するためにも、安全に取引ができる仲介サイトを選びましょう。

2-5.その5.オプションをアピールする

輸入車を高く売るためには「オプションをアピールする」こともポイントです。輸入車には特徴的なオプションが搭載されているケースが多くあります。こうしたオプションは特別感があり、人気が高いのです。オプションが搭載されている場合、それを売却時にアピールすれば査定アップを狙えます。

具体的なものとしては、「サンルーフ」「本革シート」などのオプションが挙げられます。サンルーフとは、車の屋根に装備されている開口可能な窓のことです。後付けが難しいため、搭載されている車は高く売れやすい傾向にあります。本革シートも同様に後付けができないケースが一般的で、高級感のある見た目から査定がアップしやすいオプションとして知られています。そのほかにも、「純正カーナビ」「高級オーディオ」なども査定のポイントとなるオプションです。どちらも需要が高いため、効果的にアピールして査定額アップを目指しましょう。

3.輸入車の売却に必要な書類

輸入車の売却にはさまざまな書類が必要になります。きちんと書類をそろえないと、いくら高額査定が出ても売却ができません。スムーズな売却を行うためにも、必要な書類は事前に準備しておきましょう。具体的には、「車検証」「印鑑登録証明書」「自賠責保険証明書」などが必要です。さらに、「自動車納税証明書」「実印」も用意しておく必要があります。預託済みの場合は「リサイクル券」も必要です。また、車検証の住所と現在の住所が異なる場合は「住民票」も忘れずに準備しましょう。

情報収集や工夫をして愛車を高く売ろう!

輸入車は国産車と比較すると、ニーズや維持費などの関係からどうしても査定額が安くなりがちです。しかし、紹介したポイントをきちんと押さえることで、高く売れる可能性があります。納得のいく査定を実現するには、事前にしっかり情報収集を行うことが大切です。大切な愛車を少しでも高く売るためにも、情報収集を徹底して慎重に売却方法を決めましょう。

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